倹約は美徳、でも行き過ぎは心の貧しさと卑しさが生まれるだけ

倹約は美徳です
でも行き過ぎは
心の貧しさと
卑しさになるだけです
心の豊かさを持つには
バランスが大切です。
私たちが日々の暮らしていく中で
意識する”倹約”というものは
無駄を省き、賢く必要なモノへ
お金を使う知恵です。
私もTikTokの動画配信やブログの中で
幸せになるための
”生き金”を使うことの必要性を
推奨し続けています。
無意味な浪費を避け
未来のために蓄えて
必要なものに、お金を使うことは
人生を豊かにするには大切なことです。
しかし、お金を倹約して
それが行き過ぎると
気がつかぬうちに
良かれと思ってした行動も
”卑しさ”として表れ
周囲との関係や自分自身の心の余裕を
損ねてしまうことがあります。
何事もバランスは大切です。
倹約と卑しさの違い

”倹約の行き過ぎは卑しさにかわる”
という事を認識するために
”倹約”と”卑しさ”の意味を
ちょっと復習しておきましょう。
倹約とは
必要以上にお金を使わず
節度あるお金の使い方を
心がけることを意味します。
一方で卑しさとは
他人に対して
ケチくさく振る舞ったり
自分の利益だけを過剰に
追い求める姿勢のことです。
両者の違いはごくわずかですが
目的と心持ち方に違いがあります。
具体的な例で例えるのなら
電気をこまめに消して節電に
水を無駄にしないことで節水に
外食を控えるなどで出費を抑える
行動は明らかに”倹約”の行為です。
ところが
友達とカフェなどでの支払いで
割り勘でする場面に
1円単位まで計算したり
誰かが奢ってくれたのに
食べ物やお店やサービスに文句を言ったり
必要もないのに無料のものばかりを
求めたりする行為は
周囲からみたら”卑しさ”として映ります。
この違いが”倹約”と”卑しさ”の違いです。
”もったいない”と”欲深さ”は別物

また”倹約”に似た言葉で
”もったいない”という日本独特の
慣習に近い思考があります。
”もったいない”は
物を大切にして
感謝の気持ちを持って使う
という精神のことです。
しかし、”もったいない”
という言葉の裏に存在する
自分だけは
”損したくない”とか
”できるだけ得をしたい”という
”自分だけ”との思いである
自分本位の気持ちが強くなりすぎると
それは”倹約”ではなく
”欲深さ”になってしまいます。
人との関係の中で
”これだけ出してもらっておいて
さらに何かもらおうとする行為”や
”少しでも相手に多く払わせようとする”
などといった行動などは
どんなに本人が
お金を出すことを少なくして
倹約を行ったつもりでも
周りからみれば
”卑しさ”と感じられてしまうのです。
ちょっとした意識の差で
意味合いが大きく変わるのです。
だから注意は必要です。
本当の豊かさとは

”倹約”の行き過ぎは”卑しさ”に
変わるといっても
決して”たくさんお金を使うこと”を
推奨するわけではありません。
むしろ、心に余裕があること
人との関係を大切にできること
自分にとって本当に大切なものに
お金や時間を使えることが
大切だと思います。
倹約は、無駄遣いを省き
必要なモノへ使う
あくまで自分の生活を
整えるための手段の一つです。
誰かとの関係を壊したり
自分の心を狭くしてしまうほどの倹約は
本来の目的から外れてしまっています。
正しい倹約を保つために

”倹約”を正しく続けていくためには
次のようなことを心掛けて
意識を強く持ってみましょう。
倹約の目的を明確にする
何のために倹約をしているのか?
将来の夢のため・家族のため・自分の安心のため。
目的を忘れないことが
正しい方向に導いてくれます。
倹約を他人に押し付けない
自分が倹約するのは自由ですが
それを他人に強要したり
比較して優越感を持つのは違います。
気前の良さも大切に
ときには、誰かのためにお金や時間を
使うことも心を豊かにしてくれます。
それが人間関係を円滑にし
自分の価値にもつながります。
自分自身をケチらない
必要な自己投資や
心の安らぎのためなどの出費は
我慢したり節約するものではありません。
必要なモノへはケチらず使いましょう。
本当の意味での
賢い使い方・意味ある使い方という
”生き金”の価値がある使い方を
意識してお金を使うことは大切です。
倹約は美徳、でも行き過ぎは心の貧しさになる

倹約そのものは美徳だし
美しい生き方には違いありません。
しかし、度を超してしまうと
良かれと思ったらことが
周囲からの信頼を失ったり
自分自身の心をすり減らしてしまい
マイナス効果を生みます。
”お金を使わないこと”よりも
”お金を何にどう使うか”に
意識を向けることで
倹約はより意味ある行為となります。
心豊かに、誇りを持って倹約する。
それが本当の意味での
賢く生きるための
”生き金”の使い方ということなのです。
運気アドバイザー 杏花(きょうか)