判断するのに悩んだら一つ選択肢を増やしてみると楽になります


日々の生活において
大なり小なり無数の選択を迫われています

私たちが何かの選択をする時には
何らかの選択を必ず選ぶという
判断が多いです

やるのか・やらないのか
YesかNoかなどです

この時に、もう一つ
”どちらでもない”というファジーな選択を
持つことで選択がしやすくなります

つまり取捨選択のように
基準となる間にボーダーラインを引いて
選択するために
一つを捨ててしまうのではなく
残しつつ
どちらかを選ぶ選択肢を持つことや

両方が加味されたものを含めると
選択が楽になります

判断する場合の基準

選択によっては、2者択一の選択など
どちらかの答えを
求められる場合があります

そのケースの場合には
区別と分類というのを分けてから
判断するのも一つの方法です

なにかの選択というケースを
思い浮かべたときに
ゴミ出しの事を思い浮かべると
分かりやすく感じられます

ゴミを出す時には分別して出します

ゴミの種類ごとに分別して
『燃えるもの』『燃えないもの』
『プラスチックごみ』
『空き缶・ガラスビン類』などの
資源ごみ等に
分けて袋に詰めて出すのが
世間一般的なごみの出し方です

ゴミを分ける時に
その中には
区分できるものもありますが
場合によっては
両方に該当する場合もあります

そんな時に、どうしてますか?

区分するには必ず
どちらかの判断を選ぶ必要があります


でも曖昧なものは
”どちらでもない”の選択肢が
あれば楽に判断できます

ゴミの場合には”一般ゴミ”という分類です

つまりゴミという種類には違いないけど
区分された『資源ごみ』でもないものです

その時の方法が区分と分類です

そのように判断する時には
対象が区分なのか分類分けなのかで
判断すると選択が楽になります

区別とは
白黒ハッキリさせるものです

2者択一の場合には
間にボーダーラインを引いて
完全に分けることです

区分には中途半端な選択はありません

AとBの2つのものから選ぶのなら

AかBがの
どちらかを選択するものです

もしAとBとCがあれば
その3つの、どれかの分けるものです


区別とは完全に分けられるものです


分類とは
分類に分けて考えるものです

抽象的に種類ごとに分けるものです

ゴミの場合は
”一般ごみ”というものです

区分の場合には
完全に間にボーダーラインを引いて
どちらかを判断することに対して

種別は完全に分けてしまうのではなく
どちらにも当てはまるという
領域をもたせたものです

何かの判断の時の選択肢は
AかBがのどちらか と
AとBのどちらにも該当 と
AでもBも、どちらでもない
という選択肢になります

よく事故の過失割合などでは
6:4とか5:5とかの判断をしますよね
あんな風に完全に分けられないものを
分けるときは分類になります

こんな様に両者を同じものとして
分けて考えるものが分類です

物事に白黒つけない


よく日本人の国民性について
イエスとノーをはっきりさせないと
批判する人がいます

昔に出版された
”Noと言えない日本人”という本が
ベストセラーになったのも
その理由かもしれません

海外の人たちからみれば
自己主張に欠けるし
曖昧で分かりにくいという
イメージが定着しているのかもしれません

たしかにビジネスや交渉事において
曖昧な態度をとっていると
よくありません

多少言いにくいことがあっても
しっかり主張しないと
相手に自分の意思が伝わりませんし
トラブルに発展する場合だってあります

でも全てにおいて意思を
はっきるさせる事はないと思います

理由は簡単で
イエスかノーか

白か黒か

善か悪か

勝ちか負けか

という考えは
この世の中に存在する選択は
実情にそぐわないことが
意外にも多いです

それを無理に分けようとするとから
不運や不幸な結果に結びついたりします

たとえばリベートや会議の場でも
友達や兄弟などでも
やり取りや言い争いなどは
分かりやすいのではないでしょうか

白か黒かで考える人は
言い争いになったときに
決して自らの非を認めようとはしません

特に真剣に考えている人ほど
自己主張を強く主張します

自分は絶対に正しく
相手が全面的に間違っていると考えます

しかし揉め事というのは
大抵お互いに言い分があり
何割かは自分にも問題があることが
多いのではないでしょうか

そんな場合はお互いの主張を
認めつつ妥協点をみつけることが
解決の切り口になります

つまり白黒ハッキリではなく
お互いの間にあるものの選択です


場合によっては
両方の主張の間にあるものが
正しい答えになる場合もあります

区別できないものは妥協点をみつける


何かの選択を迫られた時には
たまに、比較対象し難く
選択に迷いが生じる場合があります

例えばパートナーから
”仕事と私どっちが大事なの?”という質問です

非常にナンセンスな話です

比較対象が
仕事と人という比較出来ない
ものだからです

これが例えば
”私と浮気相手と”という質問なら
人と人なので比較しやすいですよね
(どちらを選ぶのかは貴方次第ですが 笑)

だから比較対象できないものは
どちらか一方を選ぶ必要などなく
優劣をつける必要もありません

そんな場合は妥協点を見つければ
いいだけです

完全に分けない事で多様な価値観が生まれる


何かの選択を迫られたときには
どちらかの選択をする
必要なものもあります

でも両方、決めかねたり
判断し難いものなどは
自分の中で両方を尊重しつつ
その両方が含まれた新しい分類を
つくることも必要です


俗に言う白でも黒でもないグレーゾーンです

両方の選択肢を認めることによって
生み出された選択肢から
新しい価値観が生まれます

グレーゾーンという言葉に
否定的なイメージを持っている方は
多いと思いますが

人間関係はグレーゾーンがあるからこそ
成り立っています

お互いの意思を尊重し
お互いの立場を崩さない為にです

少し自分と意見があわないからといって
相手を全否定していたら
誰のことも好きになれないし
誰からも好かれることはありません

なんでも白黒つけようとする生き方は
現状の枠にとらわれた思考です

そこから新しい思想は生まれません


今の現代社会は多様性の時代です

だからこそグレーゾーンの存在を認め
むしろ、そのグラデーションなどの
新しい価値観を楽しむくらいの
気持ちになれば
時代にマッチしたものが生まれはじめます

運気アドバイザー 杏花(きょうか)