無料のものは一見得に見えるけど、その裏には落とし穴が潜んでいます

”タダ”ほど勿体ないものはない!

私たちが日常的に接するものに
”タダ”とか”無料”という言葉には
ついつい心が引かれてしまいます。

よくあるのが
”無料のサンプル”・”無料体験”
”無料のサービス”などです。

”タダだから”という理由で
なぜか得した気分になって
つい手を出してしまうことが
多いのではないでしょうか。

しかし、本当に
”タダ”や”無料”というものが
本当に得なのでしょうか?

その裏には、私たちが見落としている
意外な落とし穴が潜んでいることあります。

無料は「本当に無料」ではない

”タダ”とか”無料”を
まず最初に考えたいのは
無料のものが
本当に”無料”なのか
という点です。

多くの無料サービスや商品を
もらったり・使ったりする場合に
実は他の形で
”代価”を支払っている
(タダ・無料ではない)
場合が多いです。

例えば、民間のTV番組や
無料で使えるアプリや
動画配信やオンラインサービスでは
広告が表示されることがあります。

これによってサービス提供者は
広告主からの収益を得ています。

そして、それを見たり・使った側は
その分、ユーザーは視覚的・精神的に
負担を強いられることになります。

無料のサービスを利用することで
場合によっては個人情報が収集され
商業目的で利用されることもあります。

また広告などのインプットされた情報によって
選択肢を増やす意味ではいいものですが
場合によっては迷いを生じさせ
選択の時間を奪われて
時間のロスをつくることにもなりかねます。

このように、無料の裏には目に見えない
”コスト”を使っていることを忘れてはなりません。

無料の裏に潜む品質の低さ

無料だからこそ、品質に対する妥協が
なされることが多いのも事実です。

例えば、無料で提供されるウェブサイトや
動画配信などは
機能が制限されていたり
コンテンツの内容が
不足している場合があります。

場合によっては
広告やポップアップが頻繁に表示され
ユーザー体験が損なわれる場合もあります。

無料版には多くの制限があり
使い勝手が悪くてストレスを
感じることもしばしばあるかと思います。

無料サービスの一部は
ユーザーを引きつけるために
”お試期間は無料”とし
さらなるものは
「有料プラン」で提供するという
ビジネスモデルを採用しています。

無料のをいつまで利用していても
表面上のことは理解できても
そのモノの本質に迫ることはできません。

スタートラインには立って
目標というゴールがわかっているのに
いつまで経っても
スタートラインから離れられません。

本当に必要なものかの判断材料として
”お試し期間”を無料で試すのはいいですが
本当に必要なものなら
すぐに有料プランに切り替えるか

不要なものなら直ぐに手放すことを
おすすめします。

タダだからといって
中途半端なものを引きずっていても
あまり意味のないものになります。

時間と労力の「隠れたコスト」

無料のものに
ついつい見逃しがちなのは
「時間」や「労力」といったコストです。


たとえば、無料でダウンロードした
ソフトウェアやアプリが
使用するために非常に手間が
かかることがあります。

インストールや設定・使い方に
時間がかかり
さらにはサポートがない場合には
自己解決に時間を取られることも
少なくありません。

また、無料のオンライン講座や
コンテンツに関しても
内容が不十分だったり
体系的に学べない場合が多く
結果的に効率よく学べず
結局は時間を無駄にすることになります。

最終的には、少しお金を払って
質の高いサービスを受けた方が
時間を節約できたり
得られる成果も大きいことがわかります。

実はお金をかける方が
メリットが大きいです。
ここにも”タダほど怖いものはない”が
潜んでいます。

無料が引き起こす「依存症」

無料のサービスを過剰に利用していると
次第にそれが時として
「依存症」的な習慣になることもあります。


無料であることに魅力を感じて
つい手を出してしまい
無駄にサービスを利用し続けるという
悪循環に陥ることがあるのです。

例えば、無料で提供される動画配信の
ストリーミングサービスや
音楽配信サービスを
必要もないのに
頻繁に使ってしまうことが挙げられます。

無料のサービスには
特に「広告」目的に作られた要素が
とても大きく絡んでいます。

広告はユーザーを引き込み
消費を促進するための強力な
ツールの一つです。

無料サービスを使っていると
知らず知らずのうちに広告の影響を受けて
次々と別の無料サービスに手を出し
その結果、自分の時間を無駄に
使ってしまうことがあります。

時間も有限で価値あるものです。

タダ・無料だからと
手を出すと思わる浪費が待っています。

価値あるものには対価が必要

無料のものに依存することで
私たちは
「価値あるものは必ずお金を払って得るべき」
という本質を忘れてしまうことがあります。


高品質なものには必ず
それに見合ったコストが伴います。

サービスや商品が無料で提供されているものは
その価値や品質に対して
何らかの妥協がなされている可能性が高いのです。

逆に、有料のサービスや商品には
それを支えるために専門的な知識や技術
そしてリソースが投入されています。

そのため、質の高いものに対して
お金を払うことは
単に費用を負担するだけでなく
その対価として得られる価値が大きいです。

つまりお金を払って得ることで
自分の将来に返ってくるという
投資になります。

無料のものを賢く選ぶために

”タダほどムダなものはない”

とはいっても、無料のものが
すべて「無駄」であるわけではありません。

正しく利用すれば
無料のものでも価値を
感じることもできます。

わたしは花粉症なので
街の中で販促活動や
啓発活動でティッシュを
配っている方がおられます。

あのティッシュは無料で
すごく役に立つものです。

大事なのは、無料と有料の違いを理解し
どのような場面で無料のものを
選ぶべきかを見極めることです。

例えば、試験的に新しいアプリを
使ってみる場合や
軽い情報収集のために無料コンテンツを
活用するのは有効です。

また、無料のサービスを利用する場合
そのサービスがどのように収益を得ているのか
どんなコストが隠れているのかを
ちょっと考えてみることです。

無料の意味を考える

”無料のものは一見得にみえるが
実は得ではない”

というのは
決して全ての無料サービスが
悪いという意味ではありません。

しかし、無料のものには
見えないコストが存在したりして
品質や時間、労力を犠牲にする
可能性もあることを
忘れてはなりません。

私たちの生活環境で
”タダ”や”無料”といったものは
たくさん存在します。

最終的には、自分にとって
本当に価値があるものを選び
無駄に無料サービスに
依存しないよう賢く生活することが大切です。

運気アドバイザー 杏花(きょうか)