なにかの判断をする時にやめる決断こそ真の勇気が問われます


決断には大きく分けて
2種類のものがあります

自分にプラスになる決断と
マイナスになる決断です

プラスやマイナスと言っても
結果の話ではありません

自分の持っているものを
増やすのか、手放すのか
というものです

この決断も
増やすものに対しては意識が高く
実行する方が多いですが
手放す決断をする人は少ないです

手放す決断も
すごく大切な決断なのです

ふやす決断とは


増やす為の決断とはなんでしょう?

”やるか・やらないか”などの判断です

自分が何かのアクションを起こして
その結果が自分に残るものが
増やす決断です

人は成長を望む生き物です
だから常に自分の持ち物を増やす
行動をおこします


学ぶことで知識の向上を
体験することで経験値を
物欲で自分の欲しいものを
手に入れます

好奇心や探求心を刺激するものは
手に入れたくなるのも
それが原因です

自分の中に増やす決断は
人間のもつ本能を刺激すれば
簡単に行動に移すことができます

でも決断には
やめる決断もあります

この”やめる決断”
大切な決断のひとつです

やめる決断とは


”やめる決断”とはなんでしょう?

それは自分の持っているものを
手放す決断のことです

むかし”断捨離”というブームがありました

”断捨離”は
今あるものを選別し
本当に必要なものを残して
不必要なものを捨てるものです

そして捨てることで
空間や時間などの
空きスペースをもたらし
その余裕が違ったものへ
有効活用することでメリットを生むものです

空間的なスペースの確保はもちろん
選択の時間を短くしたり
思考で考える体力を温存したり
メリットは大きいです

”やめる決断”も”断捨離”に近いものがあります

自分が何かで始めたものや
行動に移してみたが
思うような結果が出なかったり
結果に結びつかないなどのものであっても

いったん行動に移してしまったものは
なかなかやめられません

何かの目的のために
はじめたものは
時間や資金を使ったから
”もったいない”の精神から
途中でやめられないのです

これが心理学でいう
”コンコルド効果”です

”やめる”決断や”捨てる”決断は
意外と出来ないものです

やめる決断はAIに学ぶ


"やめる”決断や”捨てる”決断は
意外とできないものです

特に日本人は
”もったいない精神”の強い方が多いです

確かに”もったいない精神”は必要です

最近の世界的な風潮であり
SDG’sやサステナビリティなども
その”もったいない精神”が世界に広がり
資源や食料を大切にする習慣の推奨が
されているのも、その為のです

確かに物を大切にすることは大事です
それは本当に必要であるものだけです

だから不必要なものは捨てる判断もいります

でも捨てるといっても
人間には感情があります

その感情が決断に大きな壁をつくり
障害となる場合があります

例えば
”いつか使うだろう”とか
もう使わないかもしれないけど
大切な人のモノだからと
残したりするものです

その点AIは
ものの基準を冷静に判断します

本質にせまり感情に左右されるのではなく
本当に必要なものかどうかです

物への執着心を見直すには
AI的な判断も選択肢に入れるのも

いいのかもしれません

いるか・いらないか?
捨てるか・捨てないか? の判断を
AIに任せてなさいとは言ってません

でも、その判断の基準も参考するのも
自分の基準を変えるには
いいものかもしれません

やめる決断こそ真の勇気が問われる


リスクマネジメントの一つに
”やっぱりやめます”と言える
スピードがあります

決断というと
すべて”やること”だけだと
勘違いしている人は多いです


やらない ことも立派な決断であり
人生においてやってはいけないことは
非常に多いです

たいていの不幸は
やっぱりやめますと
ちゃんと口に出して
言えないことにあります

何かをセールスされて
契約を結びかけても
本意ではなかったら
やっぱりやめますと
きっぱり口に出して言えるようになること
それで去っていくような人は
縁がなかったのだと喜ぶべきです

判断には責任がついてくる


何かの判断基準は
自分自身で決めるものです

自己の判断で最後の責任は
自分がとります


誰かが変わってくれたり
責任を負ってくれるものでもありません

だから最後は自分で判断するものです

世間に常識や人からの意見を聞いて
判断材料にしたり選択肢を広げることは
いいですが
振り回されることなく
判断することが大切です

本質を見つめて
自分自身で判断することが大切です

自分のことは自分で判断するのです
でないと後で後悔しても
誰も責任をとってくれません

自分の判断には自己責任というものと
隣り合わせなのです

捨てること・やめる事も大切


決断は人の思考や行動を変えたり
人生に大きな影響を与えます

決める基準は
人によって異なります

自分の周りの環境や
これからの未来も
全て違うものです

そして判断基準は
日々刻々と変化します

だから基準が人と違っても
当たり前ですし
感情も含めて判断しても
間違いではありません

そして決断には
自分が何かを得るだけでなく
捨てる決断もあることを認識し

決断も本質を捉えてする必要があります

決断は自分の未来を変えるものです
もっと真剣に考えることも必要です

運気アドバイザー 杏花(きょうか)