本物の価値を生み出すには手仕事を慈(いつく)しむことも一つです

本物の価値のあるものは
人間の感性から
生み出されるものです

文明が発達し
時代は大きく変わっても
人の手によって作られたものが
一番人には受け入れられるからです

モノの価値観は総合的に判断されます
でも判断するのは人間です

人間の欲する感性は
人間が一番知っています


だから手作りのモノも価値があるのです

そして作り手側にも
手で作る事の意味もあります

手作りの価値

時代と共に人間が作り出すものは
機械化され統一的な製品がつくられ
既製品化され価格が下がり
製品も消費者に届くまでの
スピード化はかられるなど製造にも
私たちが多くの恩恵を受ける事となりました

そんな時代においても
手作りの製品が未だに存在し
価格も高騰なものが多いのに
評価され購入されるのは
なぜでしょう?

それは個々の製品が
オンリーワンだからかもしれません

作り手が”こだわり”抜き作り上げ
購入者側も”こだわり”があって
購入しているからです

手作りの物(価値)とは

手作りのものとは
人の手によって作られた物です

つまりオンリーワンのものです

オンリーワンの物とはなんでしょう?

言葉の意味をストレートに読み取れば
”この世に一つしかない唯一無二のモノ”です

オーダースーツなどは
一人一人の体型や個々の好みに
合わせて作られたものです

ジャケットひとつでも
体にフィットしたものの好む人も
少しダボっとした大きめの物を好む人もいます

人の好みはあります
その一つ一つに合わせて作られたものです

もっと深く考察すれば
実は製造者が個々の感性によって
しかも製造する際には
ただ製造マニュアルに沿って
作るのではなく
個々の感性で購入者の事を
思い感じながら一つ一つの製品に
活かされて作られたものです

作り手の感性が込められているから
唯一無二の価値あるものなのです

手作りの価値

手作りの製品には
製造者の感性が込められたものです

自分のもつ感性で
感じてイメージをし
その感覚を使って
”こだわり”ぬいて作られたものです

そこに購入される側も
その思いの価値を感じて
少し値段は高くても購入されるのです

手作りの価値は
”こだわり”がキーワードになります

”こだわり”とは

手作りの商品の価値は
ちょっとした”こだわり”です

この”こだわり”を意識するのは
製造者だけではありません
購入される方もです

”こだわり”とは
物の存在価値であり存在意義です


製造される方は
自分の感性を活かして
その商品の最大に活かされることを
意識して作られます

同じ素材のものでも
作られる気温や湿度などでも
微妙に変化します

その変化を感じて
大きさや形の調整が必要となります

製造者の、その”こだわり”
製品の性能を高め価値を高めます

一つ一つの微妙な調整などの
ちょっとした事の積み重ねが
いい製品を作り上げます

購入者の感性

手作りの製品には製造者の
”こだわり”が詰められたものです

その価値を購入者が評価して
購入を決定します

購入者側も購入する際にには
製造者の製造工程やプロセスに
価値を見出すと同時に

自分が製品と出会い
そして自分の感性で
インスピレーションを働かせて
商品価値を判断します

機能性や自分とのフィット感など
もしかしたら
”ただなんとなく”イメージで
というモノで
判断される事もあるかもしれません

でも購入者は製品に何かを感じ
個々の感性で購入を決定します


そこには自分の中の感性による
感覚が大きい影響をしています

購入者側も”こだわり”あるものです

手作り副産物

手づくりのモノは
高価な時計や家具などを
イメージされるかもしれませんが

身近なモノは
毎日の食卓にならぶ食事なども同じです

食事の支度などは
習慣化されたものかもしれませんが
家族全員のモノ

手作りのモノは
思わぬ副産物をもたらします

健康力がアップする

手作りのモノは
作る前に完成したモノをイメージします
すると、そこで想像力が高められます

イメージして自分の手で
完成させることで達成感が味わえます

もし自分の好きなものであれば
楽しみながら作ることができます

手を使って創造することで
作られたモノ(完成品)だけでなく
作った人にも精神的な効果は得られます

手を使って物を作ったり
手入れをしたりすると
幸福度が上昇し
精神的な健康も高まります

精神疾患の回復にも

テクノロジーの発達と共に
日常生活の周りにも便利なモノが
増えました

近年増加傾向にある精神疾患も
何かの影響があるのかもしれません

生活が便利になると
それに比例して手作業が減ります

実は少し手間がかかったり
面倒さは増しますが
その分手作業をすることで
人間の身体に影響力を与えるモノあります

うつ病の増加は
”目的のある身体活動”の減少と
相関性があるとの研究発表もあります

手作業は、うつ病の発症に影響力を
与えるものです

手を使って作業をすることにより
肯定的な感情を引き起こし
神経伝達物質である
ドーパミンとセロトニンの分泌が増します

ドーパミンが増えると一時記憶がよくなる
ワーキングメモリを高めます
セロトニンは幸せホルモンです
幸せ感を高めたり緊張をほぐしてくれたりの
効果もあります

手作業ですることは
面倒と共に自分の身体を
良くする働きもあります

手仕事をいつくしむ

手作りの効果の一つに
感性を刺激するものがあります

目で見て
手で触れて肌で感じ
手を使って生み出す事は
五感を使います

また作る途中にも
完成されたものをイメージしたり
作業のプロセスにも感性を使います

そのことにより感性を刺激し
感性のアンテナが研ぎ澄ます
使うことの効果は絶大です

たとえば
手芸や料理を手作りしたりすると
報酬回路が刺激されて
最適な働きも得られます

最近では生活を楽にする為のものが
たくさんあります
効率を良くし時間が短縮されたりする
効果は抜群です

でも仕事で手を使うことが少なくなると
自己を高める神経伝達物質の分泌が
減少します

たまには少し面倒ではありますが
手を使うことによって
自分の周囲をコントロールしているという
感覚や周りの世界とつながっているという
感覚が養えます

そうすることで
ストレスや不安感の減少や
うつ病の兆候からの
回復力強化につながります

手作業は
自分の力で進め
やり遂げるまでのプロセスが大切です

結果だけでなく
プロセスを大切にすることによって
心の安らぎや満足感
そして幸福感もまします

たまには手作りの効果を意識して
少しの面倒をかけて
体で感じることをするのもいいものです

運気アドバイザー 杏花(きょうか)