「あたりまえ」「正論」が、あなたらしさを消し去ってしまう

あなたが進む人生が
正しいおこないをしているのに
苦しさを感じているのなら
それは間違った世間の基準に
合わせすぎたりして
縛られているからかもしれません。

「それが、当たり前でしょ」
「常識的に考えたら」
「正論なんだから、それしかない」

私たちは、普段の生活の中で
何度となくこうした言葉に
振り回されてたり
縛られたりしています。

そして気づかないうちに
あなた自身も
あたかも、それが正しい答えだと
言い聞かせています。

けれど、もし今、あなたが
◆生きづらさを感じている
◆自分の気持ちがわからなくなっている
◆頑張っているのに満たされない
そんな感覚を覚えるのなら
それは、あなたが世間基準に負けたり
ついていけなくなって
いるからではありません。

「あたりまえ」や「正論」に
あなたらしさを奪われているだけ
なのです。

正論は、いつも人を幸せにするとは限らない

世の中の正論は
たしかに正しいものです。

論理的で、内容が整っていて
反論しづらいものではあります。

でも、その選択肢のひとつである
正論に縛られている人ほど
心が疲れている人を多くみます。

例えば
 ●我慢するのが大人なら当たり前
 ●努力すれば必ず報われる
 ●周りの空気を読むのが当たり前
 ●人と違ったことをして
  迷惑をかけてはいけない など
たしかに、どれも間違っては
いないのかもしれません。

けれど、自分が、それに合わせすぎて
我慢を強い癒られたり
苦しくなる感情が生まれてくるのなら
それを無理してまで守ろうとすると
あなたの運氣は滞ってしまいます。

運は、あなたの本心に
素直に(ストレートに)反応するものだからです。

「あたりまえ」は、誰の基準?

もし、あなたが「世間の常識」や
「正論」「セオリー」などに
苦しんでいるのなら
ここで、一度立ち止まって
ちょっと考えてみてください。

世間一般で言われている
「あたりまえ」は、
本当にあなたの本心が選んだものですか?

◆親から言われてきた価値観
◆学校や社会で刷り込まれたルール
◆周りに合わせるために身につけた考え
などが、知らないうちに
「自分の思想」になっていませんか?。

そんな他人の基準で生き続けると
運氣は徐々にに下がっていきます。

なぜなら、あなたの心には
「自分らしく生きること」にしか
幸福感をもたらさないからです。

正論が強くなるほど、本心は隠れる

世間の常識・当たり前の環境に
自分の身を置いていると
本音はとても出し難くいですよね。

そんな場面で少しでも
「でも、私はそう思わない」
「本当は、違う気がする」
ように感じても、それを口に
出したいと思っても
◆わがままだと思われそう
◆否定されたくない
◆場の空気を壊したくない
そんな理由で、自分の気持ちを
引っ込めてしまったりします。

この自分を押し殺す我慢を
繰り返していると
自分が何を感じて、何を求めているのか
だんだんと、わからなくなっていきます。

そして、周りに気をつかいすぎて
すべてのモノに自分の本音を隠して
「何をしても楽しくない」
「自分が空っぽな気がする」
という状態に陥ってしまうのです。

運気が下がるとき、人は「正しさ」に逃げる

意外かもしれませんが
運氣が停滞しているときほど
人は正論にしがみついています。

正論を選択する方が安心だからです。

ほとんどの人が、その選択をしたら
間違えない
責められない
安全な場所にいられる
だから一番、無難な選択だと思います。

でも、運氣は、そんな、みんなと一緒
という安全な場所では動きません。

運が動くときは
少し怖くても
少し不安でも
自分の本音を信じて
あなたらしい選択をした瞬間です。

「あなたらしさ」は、正論の外側にある

あなたが、一番楽で
理想とする場所は
実は、「あなたらしさ」という
正論の外にあるものです。

世の中にある正論やセオリーは
あくまでも、選択する人が多い
選択肢のひとつであって
それが全ての人に当てはまる
ものではありません。

『あなたらしさ』とは
◆効率が悪いところ
◆遠回りしてしまうところ
◆人と違う感覚
◆うまく言葉にできない想い
そんな、不完全な部分に宿っています。

ここでいう不完全な部分とは
正論で削ぎ落とされた所にある
人とは違う部分に
あなたの魅力があり
それが運氣を引き寄せる源なのです。

誰かと同じ正解という王道を生きても
運は大きく動きません。

あなたらしい道にある
あなたにしかない感覚を生きたとき
運は味方をし始めます。

「正しいか」より「苦しくないか」を基準にする

今の時代は風の時代です。

運氣を整えるために大切なのは、
全ての人からみて「正しいかどうか」
というものではありません。

「自分が苦しくないかどうか」
基準を持つことです。

●それを選んだとき、心は軽いか
●我慢し続けないと続かない選択ではないか
●本音を押し殺していないか
これらが、運を良くする大切なポイントなのです。

「あたりまえ」を疑うと、人生は静かに変わる

「あたりまえ」を疑ったり
逆らったりすることは
反抗でも、否定でもありません。

それは、
自分の人生を自分の意図の中に
戻すアクションです。

◆本当にそれをしたい?
◆それは誰のため?
◆今の私に合っている?

この問いを持つだけで
あなたの、これからの
選択は変わり、行動が変わり
心に豊かさがうまれ
運氣の流れも変わっていきます。

今日からできる、あなたらしさを取り戻す一歩

最後に、あなたらしい人生を
歩もうとする方に提案です。

●「〜すべき」をひとつ書き出してみる
 それを「本当にそう?」と問い正してみる
●正解より、心が楽な方を選んでみる
●小さな本音を、ひとつ行動に移す

最初から大きく変わらなくても大丈夫です。
少しずつでも自分の本心が望む
選択をしてみてください。

まず必要なことは
あなたらしさを、取り戻すものではなく
自分の本心を思い出すことからです。

「あたりまえ」や「正論」は、
あなたの選択肢のひとつとして存在します。

でも、それに縛られていると
あなた自身が消えてしまって
本末転倒です。

みんなから
正しく評価されなくてもいい。
理解されなくてもいい。

あなたが、あなたでいられる選択こそが
運氣を最も強く、味方につけて
幸せに導く近道になります。

運気アドバイザー杏花(きょうか)