人生は「花や実」を買うのか、「種」を買うのかで大きく変わります

私たちは1日に6万~8万回の選択を
意識・無意識関係なくおこない
その結果として
今の自分の姿をつくっています。
ひとつの選択が未来の自分をつくる
という視点で考えれば
あなたが思っている以上に
選択の大切さというものを
思い知らされます。
そんな選択で迷ったときに
考えて欲しいことのアドバイスとして
『花や実を買うのか
それとも種を買うのか』
という言葉を使います。
これは比喩表現ですが
この考え方を知っているかどうかで
人生の方向性は大きく変わっていきます。
目次
花や実を買うという生き方

「花や実を買う」とは
すぐに目に見える結果や喜びを
選ぶ生き方です。
直ぐに結果を求める場合には
最適な方法の一つです。
たとえば、美しい花束を買って
部屋に飾れば
一瞬で気持ちは華やぎます。
甘い果物を食べれば
その瞬間の幸福感は大きいでしょう。
仕事でいうなら
目先の成果だけを追いかけること。
お金でいうなら、高価なブランド品を
買って気分を高めること。
人間関係でいうなら
表面的に楽しい時間だけを求めること。
これらの目的は「即効性のある幸せ」です。
すぐに得られる安心感や満足感は
確かにタイムラグなく
心を満たしてくれます。
ですが、花は時間が経てば枯れたり
実も食べればなくなってしまいます。
つまり「花や実を買う」という生き方は
短期的な満足は得られるけれど
長期的には残らないものなのです。
種を買うという生き方

一方で「種を買う」という生き方は
すぐに成果が見えません。
種を蒔いたからといって
次の日に芽が出るわけではありません。
水をやり、日光を浴びさせ、草を取り
時間をかけて育てる必要があります。
これは未来に向けて投資するものです。
例えば
本を読んで学んだり
資格を取るために勉強する
健康のために運動や食事を工夫する
小さな信頼を積み重ねて
人間関係を育んだりすることなど
これらは時間も手間もかかり
結果を得るにはタイムラグもあります。
すぐに「成果」として返ってこないため
多くの人が途中で諦めてしまって
結果に結びつかないこともあります。
ですが、この「種」が芽を出し
やがて花を咲かせ、実をつけたとき
そこには長く続く豊かさが生まれます。
人生を本当に充実させてきた人の
ほとんどが種を買って育ててきた
人たちが多いです。
宇宙の法則と「種まき」
スピリチュアルな視点から見ると
「種を蒔く」という行為は宇宙の法則そのものです。
宇宙は私たちに「原因と結果の法則」
を教えています。
蒔いた種は必ず芽を出すし
蒔かなかったものは芽吹かない。
もし「愛の種」を蒔けば
時間はかかっても必ず愛が芽生え
自分に返ってきます。
もし「学びの種」を蒔けば
やがて知恵やスキルなどの
豊かさとなって返ってきます。
逆に、「不安の種」を蒔けば
不安という結果が、自分のもとに
返ってきてしまいます。
だからこそ、私たちは日々
どんな種を選び
どんな種を心に蒔くのか
がとても大事なのです。
花や実と種の違いを整理すると

花や実を買うか
or 種を買うか は
整理すると
花や実を買う → 「短期的な喜び」か
種を買う → 「長期的な幸せ」
の違いです。
どちらも意味があるもので
その場の状況に合わせて
臨機応変の選択が必要で
どちらも大切なものです。
でも、どちらに比重を置くかで
人生の満足度は大きく
違ってきたりします。
欲しいものがあるのなら
「すぐに手にい入れたい」
といった気持ちは
人間なら誰しも当然のことです。
でも、人生を長い目でみたときに
「今この瞬間の喜び」と
「未来に育つ喜び」を
どうバランスを持たせるかで
人生の満足度は大きく変わります。
幸せを“育てる”という視点

多くの人は
「幸せは与えられるもの」
と思いがちです。
例えば
「お金があれば幸せになれる」
「良いパートナーがいれば幸せになれる」
と人は
お金やパートナーなど
ストレートに答えを求めます。
でも本当の幸せは
“買うもの”や”得るもの”ではなく
“育てるもの”の方が多いです。
自分の努力や習慣によって
少しずつ育てられた幸せは
外から与えられる
一時的な幸せよりもずっと深く
自分の中に根づきます。
だから、時間などの余裕があるのなら
「種を買う選択」の方が
大きなメリットがあります。
未来の「種」の選び方

では、「種」を買う選択した場合に
どんな「種」を
買って育てればいいのでしょう?
私がこれまで多くの人を
見てきて感じたものは
次の4つの種が
人生を豊かにするということです。
①感謝の種
日々「ありがとう」と口にする習慣。
小さな感謝が積み重なることで
人間関係が温かくなり、心も穏やかに
なります。
②挑戦の種
小さな挑戦でも行動することで
自信が育ちます。
それを継続することで
「できる自分」という根がしっかり
張ります。
③優しさの種
人に親切にすることで
信頼が芽生えます。
その信頼はやがて、あなたの人生の
支えになります。
④学びの種
読書や勉強、新しい経験は
確実に未来の糧になります。
これは他人に奪われない
「一生ものの財産」です。
これらの種は、今日すぐには花を
咲かせません。
でもコツコツと育て続けることで
未来のあなたを支える大きな木に
育っていきます。
どちらの選択をするべきか

「花や実を買うこと」も
「種を買うこと」も
どちらも人生には必要な選択です。
花や実を楽しむことは
今を生きる喜びを与えてくれます。
けれど、それだけを追い続けると
次第に「もっと、もっと」と欲が膨らみ
満たされない気持ちが強くなります。
一方で、種を買い、育てることを
選んだ人は、時間はかかるけれど
「自分が育てた幸せ」を
味わうことができます。
その喜びは、一時的な満足とは違い
深く心に残るのです。
未来の自分にプレゼントを贈るつもりで
今日から「種を買う生き方」を
少しずつ取り入れてみてください。
数年後、あなたは必ず
「種を選んでよかった」と
思えることが増えはじめます。
選択はあなたの未来を決定します

あなたの選択するタイミングにおいて
「花や実を買うか」
「種を買うか」とい選択には
メリット・デメリットがあります。
花や実を買う生き方
→ すぐに満足するが長続きしない
種を買う生き方
→ すぐには成果が出ないが
長期的な幸せを育てられる
そんなお互いの特性を知り
選択するタイミングで
あなたの置かれた状況や
結果までの時間的余裕など
総合的な判断で「今の幸せ」と
「未来の幸せ」のバランスを考え
今日から一つでも種を蒔いて
みましょう。
人生は「花や実を買うのか
種を買うのか」
その選択次第で
あなたの人生は大きく変わります。
あなたは今日、どちらを選びますか?
運気アドバイザー杏花(きょうか)