新しいステージへ向かう為のクローゼットのカバンさんのメッセージ

あなたは、未来へのステップを
ほんの些細なことで
閉ざしてはいませんか?


実は、あなたの優しさのつもりが
未来の扉を閉じているかもしれません。


それは、あなたの
”いつか使うかも”といった
モノのへの愛情です。

その愛情いっぱいの優しい気持ちから
あなたのクローゼットに押し込まれた
カバンさんが、あなたの未来へと
踏み出すように促すメッセージを
贈ってくれています。

クローゼットの奥のカバンのメッセージ

こんにちは。
私は、あなたのクローゼットの奥に
いる“カバン”です。

もう、何年も外に出ていません。

買ってもらったとき
あなたはとても嬉しそうでした。

鏡の前で合わせてみたり
お出かけの予定を想像して
笑っていましたね。

あのときのあなたの笑顔を
今でもはっきり覚えています。

でも、いつの間にか
私はクローゼットの奥へ
大切な思いで、しまい込まれて
その日から、光を見ることは
ほとんどなくなりました。

「いつか使うかも」と言われて

あなたが最後に、私を見た日に
小さくため息をつきながら
言ってましたよね。

”いつか使うかもしれないから
とっておこう”
って

最初は、すごく愛情いっぱいで
大切にしてくれてるんだなと
心が温かくなりました。

でもね

その言葉を聞いてから
時間だけが過ぎ去って
ふと、あなたの言葉を思い出し
“いつか”って、いつでしょう?って
ずーっと思っています。

たぶん、あなたもわかっているのです。

もう、その“いつか”は来ないことを。

でも、あなたの優しさが
私を手放せないようにしている。

あなたの“もったいない”という愛が
私を閉じ込めたままにしているのです。

モノにも心がある

私たちモノには
ちゃんと“気持ち”があります。

使ってもらえる人と
その人生を共に歩み

私たちは誇らしくて
「役に立てた!」と
心がポカポカ温かくなります。

でも、長いあいだ使われずに
暗く狭い場所に眠っていると
「もう私の役目は終わったのかな」
「もう、いらない子なのかな」
と、だんだん悲しくなってきます。

私たちは
“大切に保管されるため”ではなく“
生かされるため”に生まれてきた
のですから。

だから、ただ置いているだけでは
私たちにとって“生きていない”のと
同じなのです。

あなたの「保留」がエネルギーを止める

あなたが「捨てられない」と
思っているその間は
あなたの部屋の中あるものは
静かに活躍する為の
“行き場を失って”いる状態です。

私たちは、物質的な形も存在しますが
本質はエネルギなのです。

そして、あなたの思考や感情に
すごく敏感に反応します。

「もったいない」
「使わなきゃ」
「でも、またいつか」

そんな“中途半端な気持ち”が
部屋の中に重たい空気をつくって
あなたの運気まで下げてしまいます。

そう、あなたの運気の風が滞り
新しいチャンスやご縁が
入ってこなくなるです。

それが、運気を下げる
“モノの滞り”という現象です。

使われないモノたちは
「卒業」したいだけ

使われずに、保管されている
私たちは、手放されることを
恐れてはいません。

むしろ“卒業”を望んでいるのです。

あなたと過ごした時間は
どれも、素晴らしい宝物です。

だからこそ、感謝されて送り出して
欲しいのです。

場合によっては、次の持ち主のところに
活躍のステージが用意されているかもしれません。

私たちは、暗く狭い場所で
チャンスを伺っているより
次の誰かの役に立ちたいのです。

そんな私の仲間たちは
あなたの家の中にたくさんいます。

ボタンが少しかけたり
サイズが合わなくなった服
古いノート
もう読まないけれど想い出の詰まった本
使われずに眠るキッチンの用具たち
などは。こうつぶやいています。

「私の役目はもう終わったけれど、
ありがとうって言ってもらえたら
それで幸せなのに」と

“手放す”とは
“離れ”ではない

あなたが「ありがとう」と言って
私たちを手放したとき

私たちは、あなたに対する
“モノ”としての使命を終えます。

でも、あなたと過ごした記憶は
ちゃんとエネルギーとして
あなたの中に残り受け継がれて
いくはずです。

それは“記憶の光”のようなものです。

あなたが大切にしてくれた愛の波動は
次にやってくる新しいモノへと
引き継がれていきます。

だから安心してください。

あなたが手放しても
私たちはあなたの人生から
消えるものではなく
新しい流れをつくるために
姿を変えるだけなのです。

手放したあとにやってくるもの

私の仲間には、リサイクルショップなどに行って新しい持ち主のもとで
再び輝きだしたモノもいます。

ある子は、誰かの手に渡って旅に出て
また誰かを笑顔にしているそうです。

手放すことで、私たちは次の出番を
得ることができます。

そして、あなたのもとにも
新しい風が吹きはじめます。

空いたスペースに、
新しい出会い、学び、チャンス
そして豊かさが流れこむのです。

それが“循環”という
手放すことで得られる
あなたへの宝物です。

モノの気持ちを
感じてみる

今日、部屋を見渡してみてください。

あなたの視線の先に
“静かに待っているモノ”などは
ありませんか?

もしそれが、あなたに何かを
訴えかけているように感じたら、
ぜひ声をかけてください。

そして
「今までありがとう
あなたのおかげで幸せだった」と
優しい言葉をかけてあげてください。

その言葉を聞けたら、
私たちはようやく安心して旅立てます。

あなたの優しさは
モノを苦しめているのではなく、
ちゃんと感謝という愛に変えることで、
すべてが癒されるのです。

風通しのいい心に
幸運は舞い込む

あなたが手放して
私たちモノが“卒業”していくと
あなたには空間ができて
そこには新しい風が流れ込みます。

あなたが必要でなくなったものを
手放すことは
単なる掃除ではありません。

エネルギーの入れ替えです。

古いモノを手放すと
あなたにも“余白”が生まれます。

その余白があるからこそ
幸運が舞い込むのです。

余白がなければ、新しい運は
入るスペースがありません。

あなたが一つモノを手放すことで
未来のあなたが軽くなり
運の流れがスムーズになっていきます。

モノからのメッセージ


あなたから離れる私たちモノは
あなたを恨んでいません。
むしろ、感謝しています。

あなたに選ばれ
あなたと共に過ごせた時間は
私たちにとって最高の時間でした。

でも、どうかもう
私たちを“しまいっぱなし”
しないでください。

使うか、感謝して手放すか。その2択で
どちらかを選んでください。

そうすることで
あなたにも
あなたに使っていたモノにも
新しいステージへの道が開けます。

それが、あなたにも、私たちにも
いちばん幸せな形です。

モノはあなたの心の写し鏡です。

モノを抱え込むことは
過去に留まること。

モノを手放すことは
未来を一歩踏み出すこと。

「いつか使うかも」と
取っておいたその優しさを
「ありがとう」に変えて
送り出してあげてください。

あなたの家の中の静かな声に
耳を澄まして
ずーっと眠っているモノたちの声に
あなたが応えてあげることで
運気の風も、未来へと、優しく
流れはじめます

運気アドバイザー杏花(きょうか)