年末年始、神社やお寺に行く前に知っておきたい、運が動き出す本当の整え方とは

あなたは、年末年始に神社やお寺に
参拝するときに、どんな方法で
お願い事をしていますか?
もし、毎年お願い事をしても
叶わないのなら、ちょっと方法を
変えることが、願いを叶える近道に
なるかもしれません。
目次
毎年願っているのに、なぜ人生は変わらないのか

年末年始。多くの人が神社やお寺へと
足を運び、手を合わせます。
「今年こそは」
「来年は良い年になりますように」
けれど、数か月も経つと、ふとこう
「結局、去年と同じ悩みを抱えている」
「また同じところで立ち止まっている」
なんて感じることはありませんか?
それは、あなたの願いが弱いからでも
努力が足りないからでもありません。
願掛けの意味を、少し誤解しているだけ
かもしれません。
年末年始は
“願いを増やす時期”ではなく
“人生の流れを切り替える時期”
であります。
年が変わるタイミングで、この視点を
持つだけで、神社やお寺への参拝での
時間はまったく別物となります。
年末年始は「願う」より先に「終わらせる」時期

昔の日本人にとっては
年末年始はとても神聖な節目でした。
だから願いごとをする前に必ず行って
いたことがあります。
それが
●大掃除
●煤払い
●人の借りを返す
●身なりを整える
などの行為です。
これらはすべて、新しい年に向かって
運を迎え入れる準備です。
部屋が散らかったままや
心や生活が乱れたままでは
新しい運気は流れは入りません。
だから過去は大切にされてきました。
でも現代ではこの習慣が薄れ
年末年始だから
「とりあえず神社へ行く」
「とりあえずお願いする」
という形が多くなったように思います。
だから、変わらないのです。
願掛けとは「お願い」ではなく「宣言」

神社やお寺でする願掛けとは
本来、神様に何かをしてもらう
といった行為ではありません。
「私はこう生きます」という宣言
つまり誓いを述べることです。
昔の人は、願掛けの際に必ず、何かを
叶える為に何かを手放しました。
例えば
●酒をやめます
●遊びを控えます
●欲を慎みます
などを願いを叶える為に手放すことを
お願いと同時に行いました。
これは交換条件ではなく
「生き方を変える覚悟」の表明です。
現代版に置き換えるなら、
こういうことです。
●惰性の人間関係を見直す
●自分を下げる思考をやめる
●無理な頑張り方を手放す
などの叶える為に不必要なモノを
願いとセットで、手放すというのです。
年末に必ずやってほしい3つの整え
ここからは、年末年始の願掛けを
「本当に意味あるもの」にするための
実践的に必要なモノを紹介します。
一年をきちんと終わらせる
まず必要なのは、反省ではありません。
あなたの1年の承認です。
●よく頑張った
●うまくいかなかったこともあった
●それでもここまで来た
これを認めずに新しい年を迎えると
心はずっと去年に引き戻されます。
紙に書き出してもいいです。
心の中で振り返るだけでもいいです。
自分なりの方法で一年を、終わらせて
ください。
手放すものを一つ決める
そして、今年を終わらせるために
少しでも新年に向けて必要ないものを
手放してみてください。
全部を変えようとしなくていい。
一つで十分です。
例えば
◆やめたい習慣
◆執着している考え
◆義務だけの人間関係
など「もう必要ない」と決めるだけで
余白ができて、運氣の通り道は一気に
広がります。
願いではなく「在り方」を決める
そして新しい年のはじまりに
ここが最重要ポイントです。
願いごとの前に、自分に
こう問いかけてみてください。
「私は、どんな姿勢で新しい一年を
生きたいか」ということです。
穏やかに。誠実に。自分を大切に。
などの一年の在り方が決まると
願いは、自然と整理されていきます。
年始の神社参拝で大切な心の姿勢

年始の寺社は、様々な方が参拝され
願いが渦巻く場所です。
だからこそ、悪い氣に流されない
ことが大切です。
やってはいけないのは、
今の自分を否定したまま
お願い事をすることです。
「こんな自分だからダメ」
「変われない自分だから」
この状態での願いは、運ではなく
焦りを呼びこみます。
寺社は、自分を責める場所などでは
ありません。
整え直し、再出発する場所なのです。
正しい願掛けの順番

願いを叶える願掛けには、順番が
あります。
① ここまで来られたことへの感謝
② 手放すものを心に決める
③ 在り方を宣言する
④ 結果を委ねる
特に④が重要です。
結果だけに執着すると、あなたの人生は硬直します。
結果への執着を手放すと
選択肢が増え、流れが動き出します。
願いが叶いやすい人が年始にしていること

願いが叶いやすい人ほど
年始から大きなことはしません。
やるべきことである
◆生活を少し整える
◆言葉遣いを丁寧にする
◆自分との約束を守る
日常の積み重ね継続を大切しています。
新年のはじまりの神社やお寺は
自分なりの習慣を整える為の
スタート地点を定める場所なのです。
願いが思った形で叶わなかった意味

よく神社やお寺で願ったのに
すぐに結果が出ないと嘆く人が
とても多いです。
でも、そのほとんどは、失敗では
ありません。
実は
◆もっと良い形が用意されていたり
◆方向修正が必要だった
◆準備期間だった
って場合の方が多いです。
願いは、あなたを幸せにしない形では
決して現れないからです。
大切なものは、軌道修正をしても
目標を見失わないということです。
運氣の流れを決める

年末年始の願掛けをすることは
未来を変える魔法ではありません。
今の自分を整え、
生き方を更新する静かな儀式です。
その為に大切なことは
◆願う前に、1年を終わらせる
◆願う前に、悪い習慣を手放す
◆願う前に、在り方を決める。
ということです。
このことを大切にした人から
一年の流れは確実に変わります。
寺社で手を合わせるその瞬間
あなたはもう新しいステージの
入口に立っています。
もし、毎年の願いが叶わないのなら
少しでも方法を変えてみることが
大切なのかもしれません。
運気アドバイザー杏花(きょうか)

