運の悪い人は「取越し苦労・持ち越し苦労・持ち出し苦労」をしている

運の悪い人は、苦労はつきものです。

取越し苦労
持ち越し苦労
持ち出し苦労


この3つを減らすことが、あなたを
楽にする近道かもしれません。

もし、あなたが
”どうして私だけ運が悪いの?”
なんて思っていても
実は“運が悪い”というのは
天から見放されたわけでも
気の流れが悪い訳でもありません。

その多くの場合、その人の
思考の癖と感情の使い方
原因があります。

今日はその中でも特に注意を払うべき
運を遠ざける3つの“苦労”について
お話しします。

それが
「取越し苦労」「持ち越し苦労」
「持ち出し苦労」です。

この3つを手放すことができれば
あなたの運は見違えるほど軽く
いい流れへと変わっていきます。

取越し苦労 とは

まず手放さないといけないもの
それが”取り越し苦労”です。

「もし失敗したらどうしよう」
「嫌われたらどうしよう」
「お金が足りなかったらどうしよう」
このように、まだ起きていない未来を
先回りして心配することを
“取越し苦労”と言います。

運の悪い人ほど、この取越し苦労を
無意識にとってしまっているのです。

人は心配することで
リスクの軽減をはかり、安心しようと
するものですが、実はそれが、思わぬ
逆効果となります。

心配のエネルギーは
「心配したくなる現実」を引き寄せて
しまうからです。

宇宙の法則では
「意識を向けたものが現実になる」と
言われます。

つまり、「不安」に意識を向ければ
「不安な現実」が
「安心」に意識を向ければ
「安心できる現実」を引き寄せる
ということです。

運が良い人は
「大丈夫、なんとかなるよ」と
軽やかに明るい未来の創造を
信頼しています。

一方で、運が悪い人は
「またダメだったらどうしよう」と
未来を不信感だけで思考を埋めつくして
しまいます。

その思考が、結果的に“不運の種”を
自ら蒔いているのです。

浮かんだ不安は現実ではなく
幻像・想像でしかありません。

ほとんどの場合、実際に起きてから
考えても十分間に合うものです。

取越し苦労をやめるだけで
心のスペースが広がり
運の通り道がスッと開けていくのです。

持ち越し苦労 とは

次に手放すものは
「持ち越し苦労」です。

過去にあった出来事を
いつまでも頭の中で再現し続けては
自分を責めたり、後悔を
いつまでも引きずってしまうだけです。

「あの時ああしておけばよかった」
「どうしてあんなこと言ったんだろう」
そんな風に、過去の出来事を
繰り返し振り返って、考えてませんか?

でも、過去はどんなに思い出しても
変えることはできません。

あなたが出来るのは
「その出来事をどう受け止めて」
「未来に、どういかすか」だけです。

運の良い人は、過去を「学び」として
整理して、思考を切り替えて、それを
活用して未来へ意識へ向けます。

一方で、運の悪い人は、同じ後悔を
“持ち越して”何度も苦しみ続けて
過去の出来事を何度も、頭の中で
経験だけを積んでしまいます。

これは例えるなら
昨日のゴミを今日もカバンに入れたまま
歩いているようなものと同じです。

そんな状態では
どんなに新しいヒントや情報も
目の前に現れても入るスペースがなく
上手く活用できません。

だから心の中の“過去のゴミ”を
一度リセットしましょう。

過去は“経験”であり
“今のあなたを成長させるツール”です。

「よくここまで頑張ってきたね」と
自分に優しく言ってあげてください。

その瞬間から、あなたの波動は上がり
運の流れが未来へ変わり始めます。

持ち出し苦労 とは

そして最後の手放しは
「持ち出し苦労」です。

これは、他人の悩みや感情を
自分のものにして抱え込むタイプ
の苦労です。

例えば、誰かが落ち込んでいたら
自分まで気分が沈んでしまったりする
ものです。

相手の愚痴や不満を聞いて
まるで自分事のように悩んでしまう
ものです。

優しい人ほど、この“持ち出し苦労”を
してしまいかちです。

けれど、他人の感情を引き受けすぎると
あなたのエネルギーは
どんどん消耗してしまうだけです。

そして、気づけば自分の人生にも
集中できなくなり、連鎖反応のように
共に運気も停滞するのです。

運の良い人は、自分と他人との境界線が
しっかりしています。

「人っは人」や「他人の課題」と
「自分がコントロールできるのは
自分だけ」と割り切って考えることが
できているのです。

冷たいように聞こえるかもしれませんが
それが本当の優しさでもあります。

相手の幸せを願うなら
あなた自身がまず整っていることが
すごく大事です。

疲れた心で人を支えようとすると
的確なアドバイスやヒントを与えられず
相手も安心できません。

だから、「私は私の人生」
「相手には相手の学びがある」と
意識を切り分けることが
運気を守る上でとても大切なのです。

3つの苦労を手放すための“運気転換のコツ”

では、どうすればこれらの苦労を
手放せるのでしょうか?

ポイントは、あなたの思考を
過去や未来ではなく
今というモノに意識を戻すことです。

■未来の心配(取越し苦労)は
 “今”の行動でしか変えられない。

■過去の後悔(持ち越し苦労)は
 “今”の選択で上書きできる。

■他人の悩み(持ち出し苦労)は
 “今”の自分を整えることで影響を
 減らすことができる。

つまり、すべての苦労は
「今を生きていない」ことから
発生しているモノばかりです。

「今」に集中するほど
エネルギーが現在に集中し
直感がさえわたる様になります。

その直感こそが
運を良くする最大の鍵となります。

未来のチャンスも、偶然の出会いも
“今”を大切にしている人のもとへ
自然と流れ込むようにできています。

運が悪い人とは
エネルギーの分配を
間違えている

運の悪い人は、決して
“ツキがない”人ではありません。
ただ、エネルギーの使い方が
間違っていて
もったいない事をしているだけです。

◆起きてもいない未来に心を使い
 (取越し苦労)
◆過ぎた過去に意識を奪われ
 (持ち越し苦労)
◆他人の問題に感情を消耗し
 (持ち出し苦労)

そんな苦労の繰り返しで
自分の“今”に使うべきエネルギーを
ムダに浪費しているのです。

だから、本来出すべきエネルギーが
使えず、本来、幸運を受け取る余力が
なくなってしまっているです。

人生を変える第一歩は
「苦労を減らす」ことではなく
「無駄な苦労を手放す」ことです。


本当に必要な苦労は、必ず、あなたの
成長に繋がるものです。

でも、取越し・持ち越し・持ち出しの
苦労は、あなたを疲弊せるだけです。

それに気づいたら今日からでも
「あなたの目の前にあること」に
意識を戻してみてください。

そのことで得られる小さな心の軽さが
あなたの運を劇的に変えていきます。

運とは、外から降ってくるものではなく
あなたの心の状態が引き寄せる
“流れ”そのものなのです

取越し苦労も、持ち越し苦労も
持ち出し苦労もやめた時に
あなたの運気は自然と軽やかに
そして穏やかに上昇していくように
なっていきます。

運気アドバイザー杏花(きょうか)