京都大原 天台宗 三千院

大原三千院は京都市中心部から少し離れた
比叡山の麓にあります

京都に住む年配者の方に聞くと
「きょうと~おおはら さんぜんいん」と
抑揚をつけて愛されているお寺です

その理由はデューク・エイセスの
「女ひとり」の歌で出てくる有名お寺です
(すみません 私は知りませんが・・・)

参考までに歌詞をつけておきます

『女ひとり』 歌詞
京都 大原 三千院
恋に疲れた女がひとり
結城に塩瀬の素描の帯が
池の水面にゆれていた

京都 大原 三千院
恋に疲れた女がひとり

京都 栂尾 高山寺
恋に疲れた女がひとり

京都大原 三千院

大原三千院は
京都市左京区大原来迎院町にある
天台宗の寺院で
西国薬師四十九霊場第45番・近畿三十六不動尊霊場第16番
神仏霊場巡拝の道 第106番(京都26番)のお寺です

山号(お寺の名称の上に付ける称号)は
魚山で本尊は薬師如来がお祀りされ
三千院門跡とも称されています

京都市の街中からは少し離れた
北東に位置する自然豊かな山中にあります

創建は8世紀の延暦782年〜806年に
最澄が比叡山延暦寺を建立の際に
梨の木の下に結んだ庵がはじまりです

平安の後期には皇族が入寺し
その後、皇族が住職を務めた寺院です

三千院の名前の由来


”三千院”の名前の由来は
お寺が現在の場所に移転してから
名付けられたものです

「一念三千(いちねんさんぜん)」
 という天台宗の教えから
”心のわずかな働き(一念)の中にも
この世のあらゆる要素(三千)が備わっている”

 という意味の言葉です

その意味を心に噛みしめながら
お寺や庭園を参拝しながら
ちょっとした事の大切さを
確認するのもいいかもしれませんね

寺院の仏像

阿弥陀三尊像(国宝) 住生極楽院阿弥陀堂

木造 救世観音半跏像 木造 不動明王立像(重要文化財)

本尊:薬師如来 など

庭園・建築物



四季の豊かさを感じられる庭園です

聚碧園(しゅうへきえん)


江戸初期の武将であり茶人でもあった
金森宗和が修築したと伝えられています

苔むした一面の緑と
丸く刈り込まれたサツキが印象的
隣接する書院の縁側で
庭を眺めながら抹茶をいただけます!

有清園


一面苔に覆われた庭には杉やヒノキが立ち並び
池には滝の水が流れ込みます

木々の合間から眺める「往生極楽院」の姿は
三千院のシンボルです

「有清園」と「往生極楽院」は一面の苔が生え仕切り
いくつものお地蔵さんが並んでいます

わらべ地蔵はインスタ映えスポットで有名です


わらべ地蔵をさがしながら
七福神のひとつ・弁財天がを見つけると
この琵琶を奏でる女神は
幸福・財宝を授けてくれます

往生極楽院(重要文化財)

木立の中にひっそりと佇む小さなお堂ですが
中には国宝の金色に輝く
仏高2.3mの阿弥陀三尊像が祀られています

アクセス

大原 三千院

住所:〒601-1242
京都府京都市左京区大原来迎院町540

電話:075-744-2531

三千院を周るのには
30分〜60分ほどかかります



拝観時間・料金
3月〜11月:8:30〜17:00
12月〜2月:9:00〜17:00  営業日は無休です

拝観料:一般 700円 中高生 400円 小学生 150円
幼児 無料 障害者割引 300円(手帳持参本人のみ)
団体割引 600円(30名以上)


駐車場:なし (近隣の駐車場をご利用ください)

交通機関アクセス

JR京都駅より
 京都バス17系統(約60分) 大原バス停下車 徒歩10分

京都市営地下鉄 烏丸線 国際会館駅より
 京都バス19系統(約22分) 大原バス停 下車

京福電鉄 八瀬比叡山口駅より
 京都バス19系統(約15分) 大原バス停 下車