地域を守る氏神様(うじがみさま)と産神様(うぶがみさま)とは

私たちの生活する周りには
大小合わせてると約8万もの神社が存在し
コンビの数が約5万5千店をはるかに上回る
数の神社が存在します。
その存在する理由は
日本の伝統的な信仰である神道は
地域社会や家族の守り神として
重要な役割を果たしているからです。
だから、私たちの住む周辺には
多くの神々が存在しています。
でも、そんなお社も
それぞれが異なる役割を持っています。
その中でも意識しないといけないものが
”氏神様(うじがみさま)”と
”産神様(うぶがみさま)”という神様です
この2柱は特に身近な神として
家族や地域に深く結びついています。
氏神様と産神様の違いや関係性や
また、それぞれの違いとはなんでしょう?
氏神様とは?

氏神様(うじがみさま)は
その地域や一族を守る神として
信仰されている
私たちが住む地域にある神社です。
古くから、日本では集落や村の安全や発展と
住民の繁栄を願って
崇拝されてきたのが氏神様です。
氏神様は、特定の地域や血筋に関連付けられたり
その土地を守護する神として重要な存在です。
氏神様の特徴は
基本的にその地域や家系の守護神であり
地域の人々が集まる神社に祀られていることです。
家族や一族の安泰を祈願し
農業や商売の繁栄を願うために
日常的にお参りが行われることも多いです。
氏神様を祭る神社は
地域における社会活動の中心であり
五穀豊穣を願った春と秋のお祭など
神社を中心に集まることで
地域のコミュニティーが
強化される役割も担っています。
氏神様を知り、敬うことは、地域の文化を理解し
家族や自分自身の生活を
より豊かにすることにつながります。
氏神様への信仰は
古来から続く地域の安寧を
守るための重要な役割をになっています。
産神様とは?

産神様(うぶすなかみさま)は
主に出産や子供の成長を守護する
神として信仰されています。
産神様は「産土神」とも呼ばれ
特に出産を控える女性や
赤ちゃんが生まれた家庭にとって
すごく重要な存在です。
産神様の信仰は
家族の健康や繁栄を願い
特に新しい命が生まれる際に
その安全と安産を祈願するものです。
また、産神様は単に出産を見守るだけでなく
家族が新しい命を迎えるという意味で
家全体の繁栄と成長を願う神でもあります。
そのため、産神様は家族にとって
深い愛情と関わりを持ち
家族の繁栄を願う強い信仰の対象です。
産神様を祀る神社は
出産や子育てに関わる地域の人々にとって
訪れることで安産や子供の健康を
願う場所となっています。
妊婦さんや新しい命を迎える
家族が訪れることで
その神様の加護を受け
無事な出産や家族の繁栄を
願うことができます。
氏神様と産神様の違いと関係

では氏神様と産神様の違いとは
なんでしょう。
氏神様と産神様は
共に家族や地域の守護神であり
生命や繁栄に関わる重要な役割を
担っていますが、その焦点は少し異なります。
要約して簡単に説明すると下記の通りです。
- 氏神様は
主に地域や血筋、集落を守る神であり
その土地に住む全ての人々を守る役割を持っています。
氏神様は、家族や地域の繁栄を願い、
生活の安定を祈願する神です。
そのため、家族や地域が平穏無事に暮らせるように
日々の生活の中で信仰され、神社に参拝することが多いです。 - 産神様は
出産や子供の成長を守護する神であり
特に新たな命が生まれる過程で
その安全を見守ります。
出産を控える妊婦や新たに
誕生した赤ちゃんのために
祈願することが多いです。
産神様は、家族や個人の繁栄を願う神として
特に個別的な生活の中で信仰されることが多いです。
このように、どちらの神様も家族や地域を
守る神として重要な存在ですが
氏神様は地域や集落全体の
”安定と繁栄”を願う神であり
産神様は”出産と子育て”に関わる
具体的な願いをかなえる神として
役割が少し異なります。
氏神様と産神様を祀る神社の特徴

氏神様を祀る神社は
地域の守り神として重要な役割を
果たしているため、ほとんどの地域に
神社が存在します。
これらの神社は
その地域の歴史や文化を反映しており
毎年行われる祭りや行事は
地域の人々が一堂に会して
氏神様を讃える大切な時間です。
また、これらの神社には
地元の人々が日常的に参拝することで
地域の繁栄や家族の健康を祈願します。
一方、産神様を祀る神社は
一般的に”産土神社”や”産神社”と呼ばれ
出産や安産を願う場所として
特別な意味を持ちます。
これらの神社では
安産祈願や子育ての守護を
お願いするために
出産前に安産祈願に参拝し
出産後のお参りや
産後100日参りなどに
生まれてきた子どもと共に
妊産婦や家族が参拝したりする場所です
産神様を祀る神社の多くは
妊婦さんや新しい命を迎える家庭にとって
特別な存在となっています。
実際に氏神様と産神様を信仰する方法

- 氏神様の信仰
氏神様の信仰は、地域の神社に参拝し
その神様に祈りを捧げることから始まります。
地元の神社に参拝して
お賽銭を奉納し、氏神様に感謝の気持ちや
祈願を伝えることで、地域の守り神との
つながりを深めることができます。
また、毎年行われる地域の祭りに
参加することも、氏神様を敬い
地域の絆を強める方法です。 - 産神様の信仰
産神様に対する信仰は
特に妊娠中の女性や家族が中心となります。
安産祈願を行うためには
産神様を祀る神社を訪れ
安産祈願腹帯をいただいたらい
安産のお守りをいただくことが
一般的です。
また、出産後には
感謝の気持ちを込めて
新しい腹帯をお返ししたりして
神社にお礼参りをすることもあります。
定期祈願も大切です

氏神様と産神様は、どちらも
日本の信仰の中で非常に重要な役割を
果たす神々です。
氏神様は地域や家族の繁栄を願い
産神様は新しい命を守り
無事な出産を祈願する神です。
信仰信の強い方は
1日参(おついたちまい)りといって
月のはじめにご参拝される方もおられます。
これらの神々を敬うことで
私たちは自分たちの生活を支える
神聖な力とつながり
日々の平穏と繁栄を願うことができます。
神社参拝することは
境内と呼ばれる神様の領域に入ることで
神様とのつながりを感じるられます。
そして普段の生活空間との空気の変化を感じ
私たちに精神的な安らぎと安心を
もたらしてくれる場所でもあります。
運気アドバイザー 杏花(きょうか)