京都 大将軍八神社
大将軍八神社は京都市の
京都市上京区一条通御前通西入西町48にあります
学問の神様で知られる北野天満宮のちょうど
南西付近にあります
延暦13年(794)平安遷都の際に
桓武天皇の勅願によって
大将軍神を
奈良の春日大社の東側にある春日山麓より
平安京大内裏の北西角
つまり陰陽道でいう怨霊や魑魅魍魎(ちみもうりょう)の
入ってくる方角の天門とされる場所を鎮め
国家守護、国民の繁栄を祈念したのが始まりです
大将軍神とは
陰陽道、道教の信仰による
方位を司る星神のことです
平安京大内裏の北西角方位を犯すと
厳しい咎しめを受けるというので
古来、非常に恐れられてきた
場所を守るために
陰陽道の神である方位吉凶を司る
八神(八将軍)をお祀りすることで
鎮める神社です
名称の由来
神社の名称も初めは
陰陽道のお堂として”大将軍堂”と称され
鎌倉期から戦国期には
京都 上、中、下の内の
”上大将軍堂”として信仰を仰がれた場所です
【末社】
応仁の乱の荒廃後に神社として復興され
村の氏神としての信仰が始まり
以後、江戸時代に大将軍神を始め
暦の神 八将神とスサノオノ命
とその御子八神が習合され
また、聖武、桓武天皇を
共にお祀りされ
”大将軍八神宮”という名称に改称されました
そのあと四神相応の白虎をお祀りする
”白虎大将軍”の通称で
京都西方守護の信仰や
方除、厄除十二社参の一社として参詣される
神社とされました
明治期以降に
神仏分離令や廃仏運動の影響により
現在の信仰形態になりました
【摂社】大杉大明神(産土神)
平安朝以来
王城鎮護の神とし
朝廷や武士の篤い崇敬を受け
そのあと民間にも拡大しました
現在も
建築、移動、婚姻、旅行、交通など
毎日の生活において
あらゆる厄除から
人々を守護する
方除、厄除の神として
信仰を受けています
方徳殿(宝物庫) 期間限定
境内の中に方徳殿という宝物を展示された
建物があります
方徳殿(宝物庫)当殿には
八十体の大将軍神像群(重要文化財)が
立体星曼荼羅様に安置されています
木像の、ご神像は平安時代中期から鎌倉時代(10世紀~13世紀)に
かけて奉造された貴重なものです
像形式は武装像五十体・束帯像二十九体・童子像一体となっています
他にも陰陽道で有名な安倍家や、江戸幕府天文方・渋川春海などに
関わる古天文暦道関係資料(京都府指定文化財)や
平安時代より現代に亘る数多く保存展示されています
ただし開館日は1年の内でも
5月1日から5日 と 11月1日から5日
(開館時間:10:00~16:00)しかないので
時間があえば貴重な資料を拝観してみるのもいいもんです
拝観料は一般500円・学生300円です
アクセス・拝観時間
大将軍八神社
〒602-8374
京都市上京区一条通御前通西入西町48
HP:https://daishogun.or.jp/
【アクセス】
〒602-8374
京都市上京区一条通御前通西入西町48
参拝時間 6:00~18:00
受付時間 9:00~17:00
駐車場あり(3台)/無料
市バス「北野天満宮前」下車 南西へ200m
市バス「北野白梅町」下車 南東へ300m
◇近隣の神社
北野天満宮
近隣に学問の神様で有名な北野天満宮があります
詳しくは下記ブログをご覧ください