多様性の時代だからこそ個人の感性の価値を見出す物より経験にお金をかけることです

お金使い方を考えたときに
物よりも経験や体験に使う方が
いいとよく言われます

経験や体験は永遠に
自分の資産となるものです

お金に余裕があるのなら
経験や体験にお金をかけてみるのも
いいもんです

経験や体験は資産となる

”経験や体験は積めば積むほどいい”
と言われます

昔から
”苦労は買ってでもしろ”とか
”経験に勝るものなし”とも言われます

今の時代において知識や情報は豊富です
自分で意識して手に入れようと思えば
インターネット検索で簡単に手に入ります

今の日本においてはスマホの普及率も
通信エリアをみても、ほぼどこでも
簡単に必要な時に必要なだけ手にすることができます

でも実際に得られるものは知識です
それも重要なものです

でも、その知識も自分の経験からすれば
かなり劣るものです

”いかなる人間の知識も
その人の経験を超えるものではない”

イギリスの哲学者であるジョン・ロックは
言葉を残しています

知識も確かに大切ですが
自分が体験や経験によって得られたものは
その場所で体験や経験したことだけでなく
周りの雰囲気や環境など
自分に得られる情報量が異なります

自らが経験しているものは
その場にいますから五感を通して
あらゆる情報がインプットできるのです

インターネットで美味しいものを
検索して探した場合も
SNSなどのフォトで視覚として
どんな料理なのかというものは理解できますが
匂いや味や温かさの感覚はつかめません

ましてやお店の雰囲気などもわかりません

でも実際にお店に行ってみると
そんな感覚も味わえます

それくらいに情報量の違いがでます

体験や経験は自分に多くの資産を残してくれます

物より経験にお金をかける

フランスの思想家・哲学者の
ジャン=ジャック・ルソーは

”最も多く生きた人とは
最も長い年月ではなく
最も豊かな経験を持つ人のことである”

 と言っています

お金は確かに生活を楽にします
お金はあったほうがいいです

ただ、必ずしも
幸せというものではありません

何にお金を使うかという
使い方の違いで大きな差がうまれます

例えば友人との食事や休暇など
また海辺での1日でもいいのですが
経験にお金をつかった方が

新しい車や家、新しい家具など
物にお金を使った場合よりも
幸せだと感じる傾向に
あるという研究結果もあります

経験から得られるもの


さらにお金を払って得た経験から
生まれる幸せは
その瞬間だけにとどまりません

時間が経ってから
過去の経験について振り返り考えたり
未来の経験を期待したりすると
過去に買った物や将来買う物を
考えるよりも
ずっと前向きな気持ちになれます

時間やお金を物ではなく
経験につかうと
さまざまな理由で
より大きな喜びが得られます

第一に物から得られる喜びは
比較的限られたもので
時間とともに消えてしまいます

ところが経験は
自分の中に取り込むのに
時間がかかります
その分、時間とともに重要度が増し
一生の思い出となります

経験は全ての感覚にかわる


さらに所有物はあるがままの
実体のある物にすぎないのですが
経験はもっと抽象的で
すべての感覚にかかわります

たとえば新しい車を買えば
1ヶ月間は幸せだと
感じるかもしれませんが
いずれ生活の中で当たり前のものとなり
特別感が失われてしまいます

ところが週末の行楽に出かけた場合は
友人たちや家族との時間を過ごし
食べたことのない物を味わい
興味深い名所を目にし
その土地の匂いをかぎ
新しい環境にひたります

これらは全て永遠の思い出となって
喜びをもたらしてくれます

見知らぬ街で道に迷ったり
旅行中に悪天候に対応したりといった
否定的なことがおきても
そうした瞬間の1番良いことが思い出に残り
否定的なことのおかげで
その経験がずっと面白く
印象的なものになったと感じるのです

物よりも経験にお金をかけるほうが
好ましいもうひとつの理由は
経験には社会的要素が含まれることが
多いという点です

物は個人的に楽しむことが多いのですが
経験は他の人と共有する傾向にあります

ほかの人と一緒に物事を経験すると
社会的なつながりが増し
人間関係が強まり
人との結びつきがより深く強くなります

これらはすべて
わたしたちの幸せにつながります

経験や体験もアップデートする

経験や体験は自分の心に刻まれて
永遠に残るものです

確かに永久保存ができるので
便利なものでもあります

でも便利さ上での問題もあります

それは固定観念です
自分が一度体験や経験して得た情報は
その当時のものです


今の時代の変化は速く
体験や経験した時と
比較して変化があるからです

例えば場所の体験でも
実際に経験や体験で得たものであっても
時代と共に変化するものもあります

そんなものは活用するには
常にアップデートしたり
変化があるものへの意識は必要です

旅行で行った場所などを説明する場合など
情報や知識は行った当時のものです

時代と共に当時あったお店がなくなっていたり
新しいお店が出来ていたりもします
道を説明するのにも
新しい交通機関や道路が出来ていたりもします

自分が体験や経験によって得た情報や知識でも
ものによっては固定観念を持つのではなく
たまにはバージョンアップや情報も当時のものである
認識は持っておく必要があります

経験や体験で得たものは個人の価値

経験や体験で得たものは個人の価値です

経験や体験を通して得たものは
個々のの感性によって感じ
心に響いたものです

ということは同じ体験をしたとしても
感じ方は全く違います

例えば友達と同じ場所で
2,500円の海鮮ランチを食べたとして
ボリューム感も味も雰囲気なども
感じ方が違うので
私は満足いったと感じたとしても
友達は”ちょっと物足りない”とか
”値段が高すぎる”と感じている
ときもあります

それは個人の価値観なので否定はしません
問題は”個人的にどう感じたか?”です


同じ場所で同じ感想で共感するのもいいでが
個々の感想として持つことが重要です

今の時代は多様性の時代です
そんな時代に於いては
感性の違いが重要です

体験や経験で得られた感情の価値は
SNSや動画サイトでの評価や
食の評価サイトなどの評価よりも
価値のあるものです

経験や体験を通して
自分の感性を高め自分の価値観で判断し
たくさんの個人資産を増やすのもいいもんです

運気アドバイザー 杏花(きょうか)