真言宗 総本山 東寺 京都
東寺は、京都観光やドラマなどで
京都をイメージするために
山門や五重塔が映し出されていますので
”どこかで見たことあるなぁ”と
思う方が多いお寺です
JRの京都駅からも近く
拝観しやすい場所にあります
また新幹線などで京都を通過の際に
見られた方もおられるかもしれません
●東寺 真言宗 総本山
東寺は
京の都が平安京に遷都された際に
唯一の寺院として建立が許されたのが
東寺と西寺で
現在は西寺の存在がなくなりましたので
唯一残る平安京から残る遺産の一つです
創建からおよそ1200年です
平成6年1994年に
世界遺産として登録されました
宝物は、国宝25件・81点、重要文化財は52件
23,603点保有されています。
特別拝観の時にしかみれないものが
ほとんどですがタイミングが合えば
みるのもいいですね
平安遷都とともに建立された東寺は
官寺つまり国立の寺院で
桓武天皇のあとに即位した
嵯峨天皇は唐で新しい仏教である
真言密教を学んで帰国した
弘法大師 空海に託し建立された寺院です
建立を託された空海は
密教の主尊である
大日如来を境内の中心にすえ
広大な寺域に曼荼羅(まんだら)を
表現しようとして建物の配置を
決めて建てられた寺院です
※曼荼羅とは仏教の悟の世界のことです
境内にある建物だけでなく
配置や境内お庭なども
”悟りの世界”を
意識しながらみると
拝観の楽しみ方も変わります
●歴史
東寺の歴史
平安京が遷都されたとき
寺院の建立は
東寺と西寺だけでした
西寺も羅城門も
時代とともに消え
現存する平安京時代から残る
寺院は東寺だけです
延暦13年 794年
桓武天皇により築かれた平安京は
時代の最先端をいく都市でした
都の正門 羅城門から北へ
まっすぐに朱雀大路がのび
その先に壮麗な大内裏がありました
京都の中心部から南の位置にあり
その羅城門を挟んで
両翼を広げたように建立されたのが
東寺と西寺です
東寺は国の東の大城鎮護
西寺は国の西の大城鎮護を
担う国のお寺でした
緑色をした緑釉瓦(りょくゆうがわら)に
朱色の柱で
白壁の大伽藍(だいがらん)は
当時は新しい首都を象徴するものでした
平安遷都29年目の冬
桓武天皇のあとに即位した
嵯峨天皇が唐で密教を学んで
帰国した空海に東寺を託し
誕生したのが東寺です
建立以後、真言密教の
根本道場の場となり
空海はまず密教の中心
伽藍となる講堂の建立に
着手しました
講堂建立の翌年には
塔 建立の材木を朝廷に願い出て
東山から運搬して
作られたのが五重塔です
今の東寺は
空海がこのとき計画した通りの姿で
現存しています
●みどころ
◇弘法市(毎月21日)
毎月21日は京都では
”弘法さん”と呼ばれる
青空市がたちます
市は骨董品や民芸品やお菓子や
よくお祭りなどでみられ出店などで
賑わいます
拝観が21日に合わせていくと
境内を拝観するだけでなく
青空市も楽しめます
◇夜間特別拝観
桜の時期は夜間の桜と一緒に楽しめる
夜間拝観もお勧めです
夜間拝観は期間限定でしかできませんので
拝観機関・時間などは事前にお確かめ下さい
拝観料¥1,000は掛かりますが
ライトアップされた寺院と桜が
相まって、独特な雰囲気を感じられます
●アクセス
住所:〒601-8473 京都市南区九条町1番地
TEL.:075-691-3325 FAX. 075-662-0250
JR京都駅 下車 徒歩15分
近鉄京都線 東寺駅 下車 徒歩6分
【駐車場】
自家用車、タクシー 600円/2時間
2時間以降は1時間ごとに300円
(※新春特別拝観中は特別料金)
バイク 200円/2時間
2時間以降は1時間ごとに100円
【開門時間】
午前5時 開門、午後5時 閉門
通常拝観は30分くらいですが
全部のお堂を拝観すると1時間30分くらいかかります
※期間限定で夜間拝観がある場合もあります
【拝観時間】
金堂、講堂
午前8時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)
観智院
午前9時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)
宝物館(会期中のみ)
午前9時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)
【拝観料】
御影堂、食堂などの拝観は無料です